海外生活初期の高いハードル
なんのかんのと、前回の記事から2か月以上も空いてしまいました。まったりにもほどがありますね。もう少し、ペースを上げていきたいと思います。
さて、再開一発目は、海外生活初期の難関行事について。海外で生活しだして、割と最初のほうに困るのはどんなことだと思いますか?買い物はまず最初のハードルですよね。まず食べ物がないとなにも始まらない。次に家探し。ホテル暮らしでは休まるものも休まりません。ですが、幸いにして私の場合は会社がサポートしてくれました。
会社がサポートしてくれるわけでもないけれど、やらないといけないこと。そして、それなりにコミュニケーションが必要なこと。そう、散髪です。日本語ですらどう切って欲しいかなんて説明するの難しいし、英語でも髪を切るという表現はぱっと出て来ません。いわんやフランス語をや。とはいえ、伸ばしっぱなしというわけにもいかないので、同僚に美容室の場所を聞いていってきました。
近場の美容室に到着しましたが、なかなか入ることができません。日本にいる時からですが、なんかあのドアを開けて中に入るのってストレス感じますよ。ガラス張りで開放感があるように見えて、妙に閉鎖的なイメージがあります。おしゃれな人たちに対する恐怖症でしょうか。
気合いを入れてドアを開けて、やっと美容師さんとご対面。言葉で伝えるのは最初から放棄して、インターネットで見つけて印刷した画像を手渡します。そして魔法の言葉、「Comme ça」。英語で言うところの「Lile this」、つまり「こんな感じで」ということですね。これをいっておけば、あとは身振り手振りでとりあえずなんとかなる。 ボディランゲージってすばらしい。
言葉が通じないなりにもなんとか意図は伝わり、散髪スタート。まぁ、やることは髪を切るしかないですし。途中にちょくちょく、「どう?」みたいなことを聞かれますが、よくわからないので適当に返事をしていると、みるみる髪の毛がなくなっていきます。フランスの美容師さんの腕はあんまり高くなく、がったがたになることもあると聞いていましたが、一応きれいに仕上がりました。えらく刈り上げられてしまい、エグザイルっぽくなったのはご愛敬。
こうして、「はじめてのさんぱつ」は無事終了しました。思いもよらないところにハードルがあるもんですね。聞くところによると、パリには日本人美容師さんがいるとか。こんなところでも地方格差を感じます。