日曜日は安息日
昨日の日記にも書いたように、私は昨年12月末にフランスに到着しました。
というか、12月24日土曜日、クリスマスイブでした。
そして、ついてすぐにフランスの洗礼を浴びたのです。
といっても、すてきなクリスマス、とかロマンチックなものではありませんでした。
到着してすぐにしなければならないことは、翌日の食料を確保することでした。
なぜなら翌日は日曜日で、ほとんどのお店閉まっているのです。
ましてや、ただの日曜日でなく、クリスマスというキリスト教最大のお休みの日。
さすがに午前中は開いているパン屋さんもありましたが、
もちろんコンビニなんて便利なものはありません。
街中はこんな感じで賑わっているのですが、開いているのはレストランだけ、みたいな。
本当に休むんだ。。。と感じると同時に、昔の日本のお正月を思い出してちょっぴり懐かしくなりました。
これ以降も、フランス人の休みに対する感覚には驚かされることばかりです。
もちろんバカンスはたっぷり5週間。
学校も夏休みやクリスマス休暇はもちろん、スキー休みなんてのもあります。
通勤の時に道が混むことがあるのですが、主に混むのは火曜と木曜。
なぜなら、月曜と金曜は休日の前後でお休みの人が多いし、水曜日も学校が半日だけのため休むお母さんが多いとか。
お昼休みはきっちり12時から2時くらいまで取るお店も割とあります。
その時間に休んでしまったら昼休みには買い物に出来ないし、開けてる時間にはほかのみんなも働いていないし、すごく非効率な気もしますが、そんなことお構いなし。
消費者としては不便だなぁと思いながらも、そのうち慣れてきました。
のんびりしたりドライブしたりと、いくらでも楽しく過ごすことができます。
それに、人間らしく生きるには、これくらいがちょうどいいのかなとも思います。
自分の都合だけを考えれば、フランス流に働きながら、日本で生活することが出来たら天国なのかもしれません。
でも、それを支える人が逆にしんどい思いをしているなら、みんなでちょっとずつ我慢して、ゆったりと生きるのが幸せかなぁと思ったりします。